初心者向けの自分に合ったED治療薬の選び方と比較ポイント
ED治療薬はバイアグラが圧倒的に知名度がありますが、バイアグラの他にもいろいろなED治療薬が存在します。
今回はED治療薬の種類やそれぞれの特徴などを比較し、紹介していきます。
またED(勃起不全) の改善やED治療薬の使用を検討している方は、どのED治療薬を使ったらいいのか悩んでいる方も少なくありません。
そのような方が自分に合ったED治療薬を見つけるために、今回の記事を参考にしていただければと思います。
それぞれ特徴がある、5種類のED治療薬
写真ED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリス、ステンドラ、ザイデナの種類があります。
種類ごとに効果や即効性、持続性などが違いそれぞれ特徴があります。
ED治療薬の中でも知名度が高いバイアグラは世界初のED治療薬として1998年に発売開始され、その後レビトラ、シアリスといったED治療薬が次々と開発されてきました。
バイアグラ、レビトラ、シアリスは国内のクリニックでも処方されているED治療薬ですが、ステンドラ、ザイデナは国内で処方はされていません。
しかし個人輸入代行を利用すれば入手することが可能です。バイアグラ(シルデナフィル)
一番知名度が高く、歴史も長いバイアグラ(シルデナフィル) の特徴や有効成分・使用方法(食事の影響など)・効果時間・副作用など紹介します。
有効成分
シルデナフィル25mg~200mg
シルデナフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを選択的に阻害することで、陰茎海綿体への血流を増加させ、勃起を促進する効果があります。
バイアグラジェネリック
バイアグラのジェネリックで有名又は人気の医薬品は下記の商品になります。
- カマグラゴールド(Kamagra Gold)
- フィルデナ(Fildena)
- シログラ(Silogra)
- センフォース(cenforce)
食事の影響
バイアグラは食事の影響を受けます。
バイアグラの有効成分は胃で溶けて腸で吸収されるのですが、脂質の高い食事を摂取すると、腸に油の幕が張ってしまい吸収されにくくなります。
そのため空腹時での摂取に比べて、食後に摂取してしまうと効果が半減することもあるため食事前の空腹時に服用してください。
シルデナフィルの関連資料(添付文書) に以下が記載されています。
健康成人16名にシルデナフィル50mgを食後又は空腹時に単回経口投与し、体内動態に及ぼす食事の影響を検討した。
シルデナフィルのTmaxは食後及び空腹時投与でそれぞれ3.0及び1.2時間であり、食後投与により吸収速度が有意に減少し、Tmaxが1.8時間延長することが認められた。食後投与によりCmax及びAUC∞は空腹時に比べてそれぞれ42%及び14%有意に減少した。
効果時間
バイアグラは服用後、約30 – 60分で体内に吸収され、その後3~6時間程度効果があります。
服用する際は性行為の1時間前が適正な服用のタイミングとされています。
副作用
バイアグラは他剤と比べると副作用が出やすいです。
バイアグラを服用すると、頭痛、顔のほてり、眼の充血、動悸、消化不良、鼻づまりといった症状が起こることがあります。
個人差はありますが約4割ほどの人に出るといわれており、これらはいづれも一時的なものです。
しかし我慢できないほどの痛みや違和感などがあれば、使用を止め医師へ相談してください。
レビトラ(バルデナフィル)
有効成分
バルデナフィル10mg~60mg
バルデナフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを選択的に阻害することで、陰茎海綿体への血流を増加させ、勃起を促進する効果があります。
バルデナフィルを有効成分とするレビトラの特徴は水に溶けやすい性質のため、体内への吸収も早く効果が現れるのが早いです。
レビトラジェネリック
レビトラのジェネリックで有名又は人気の医薬品は下記の商品になります。
- バリフ(valif)
- ビリトラ(vilitra)
- ビタラV(vitara-v)
- サビトラマックス(savitra-max)
食事の影響
レビトラは食事の影響を受けにくいED治療薬です。
しかし、脂質の多い食事を摂った場合に服用すると効果が弱まりますのでご注意ください。
脂質の少ないあっさりした食事の場合は、食事の影響を受けにくいです。
具体的には、レビトラの関連資料(添付文書) に以下が記載されています。
「健康成人男子24例にバルデナフィル20mgを標準的な食事(総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%)摂取直後に投与した場合、 未変化体のAUC及びCmaxに食事摂取による影響は認められなかった16)(外国人データ)。」
効果時間
レビトラは、15 – 30分ほどで体内に吸収され、その後6 – 8時間程度効果があります。
水に溶けやすい性質上、即効性が高いため性行為の直前に使用できるメリットがあります。
副作用
レビトラはバイアグラに次いで副作用が出やすいです。
副作用には、頭痛、顔のほてり、眼の充血、鼻づまりがよくみられる症状です。
これらはいづれも一時的なものですが、我慢できないほどの痛みや違和感などがあれば、使用を止め医師へ相談してください。
シアリス(タダラフィル)
効果持続時間が1番長く、バイアグラ・レビトラに次いで開発された第3世代シアリスの特徴や有効成分・使用方法(食事の影響など)・効果時間・副作用など紹介します。
有効成分
タダラフィル5mg~80mg
タダラフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを選択的に阻害することで、陰茎海綿体への血流を増加させ、勃起を促進する効果があります。
タダラフィルを有効成分とするシアリスの特徴は、効果持続時間が他剤と比べ1番長いことです。
そたのめ服用のタイミングに気を遣う必要がない点は大きいメリットと言えます。
シアリスジェネリック
シアリスのジェネリックで有名又は人気の医薬品は下記の商品になります。
- タダリスタ(tadalista)
- ビダリスタ(vidalista)
- タダリスSX(tadalis SX)
- スーパータダポックス(super tadapox)
食事の影響
シアリスはED治療薬の中で最も食事の影響を受けにくいです。
シアリスの関連資料(添付文書)には、以下が記されています。
健康成人18例にタダラフィル20mgを食後(高脂肪食)又は空腹時に単回経口投与したとき、AUC0-∞及びCmax共に食事摂取による影響は認められなかった)(外国人データ)。
効果時間
シアリスは、2~3時間ほどで体内に吸収され、その後30~36時間程度効果があります。
このようにシリアス効果持続時間が長いため別名「ウィークエンドピル」とも呼ばれており、複数回の性行為も可能となるのが特徴のひとつでもあります。
副作用
シアリスは副作用が他剤と比べ最も受けにくいです。
しかし全くないわけではなく、副作用としては、頭痛、顔のほてり、消化不良の症状があります。
これらはいづれも一時的なものですが、長時間症状が続く場合や違和感などがあれば、使用を止め医師へ相談してください。
ステンドラ(アバナフィル)
即効性も高く、副作用も少ない第4世代シリアスの特徴や有効成分・使用方法(食事の影響など)・効果時間・副作用など紹介します。
有効成分
アバナフィル50mg~200mg
アバナフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを選択的に阻害することで、陰茎海綿体への血流を増加させ、勃起を促進する効果があります。
アバナフィルを有効成分とするステンドラの特徴は、比較的即効性も高く、副作用も少ない点です。
早い効き目が欲しい方や副作用が心配な方が選びやすいED治療薬です。
ステンドラジェネリック
ステンドラのジェネリックで有名又は人気の医薬品は下記の商品になります。
- アバナ(avana)
- アバフォース(avaforce)
- トップアバナ(top avana)
- スーパー(super avana)
食事の影響
ステンドラは食事の影響を受けにくいED治療薬です。
しかし、脂質の多い食事を摂った場合に服用すると効果が弱まりますのでご注意ください。
脂質の少ないあっさりした食事の場合は、食事の影響を受けにくいです。
ステンドラの有効成分アバナフィルは、もともと日本の田辺三菱製薬で開発され、その後アメリカのVIVUS社(ヴィーヴァス)で製造・発売されているED治療薬です。
効果時間
ステンドラは、15~40分ほどで体内に吸収され、その後3~6時間程度効果があります。
即効性も高いステンドラですが、効果持続時間は他剤と比べると短めです。
性行為の15~40分ほど前に服用しても効果を発揮してくれることが期待できます。
副作用
ステンドラは他剤と比べ副作用が少ないです。
副作用としては、頭痛、顔のほてり、鼻づまり、上咽頭炎、動悸の症状があります。
これらはいづれも一時的なものですが、長時間症状が続く場合や違和感などがあれば、使用を止め医師へ相談してください。
ステンドラの送付文章
下記の送付文章を参考にしました。そのほかの細かく知りたい部分は参考にしてみてください。
ザイデナ(ウデナフィル)
ザイデナは韓国の製薬会社が開発しED治療薬で2005年から韓国にて販売開始されています。
バイアグラ等と比べると知名度は高くありませんが、韓国内では人気のあるED治療薬です。
韓国で開発されたこともあり、アジア人向けのED治療薬としても知られています。
副作用も少なく、近年開発された第4世代ザイデナの特徴や有効成分・使用方法(食事の影響など)・効果時間・副作用など紹介します。
有効成分
ウデナフィル100mg~200mg
ウデナフィルは、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを選択的に阻害することで、陰茎海綿体への血流を増加させ、勃起を促進する効果があります。
副作用が心配な方や長い効果を求めている方が選びやすいED治療薬です。
ザイデナジェネリック
ザイデナのジェネリックで有名又は人気の医薬品は下記の商品になります。
- ズデナ(zudena)
食事の影響
ザイデナも食事の影響を受けにくいED治療薬です。
しかし、脂質の多い食事を摂った場合に服用すると効果が弱まりますのでご注意ください。
脂質の少ないあっさりした食事の場合は、食事の影響を受けにくいです。
効果時間
ザイデナは、30~60分ほどで体内に吸収され、その後8~13時間程度効果があります。
ザイデナはシリアスに次いで効果自足時間が長く、即効性も比較的高いです。
性行為を複数行いたい時にも活躍してくれるED治療薬です。
副作用
ザイデナは他剤と比べ副作用が少ないです。
副作用としては、頭痛、顔のほてり、鼻づまり、動悸、消化不良の症状があります。
これらはいづれも一時的なものですが、長時間症状が続く場合や違和感などがあれば、使用を止め医師へ相談してください。
サイデナの送付文章
下記の送付文章を参考にしました。そのほかの細かく知りたい部分は参考にしてみてください。
迷った時に参考にしたい、ED治療薬の選び方
ED(勃起不全)の治療薬は種類が多く、「どれを選べばいいのか分からない」と迷う方も多いのではないでしょうか。
ED治療薬の選び方をわかりやすく解説します。
自分に合った治療法を見つけるための参考にしてください。

自分に合ったED治療薬の選び方のポイント
- ライフスタイルに合わせる
- 食事のタイミングを考慮する
- 持病や服用中の薬との相性
即効性重視なら『バイアグラ』または『レビトラ』がおすすめです。
持続性重視なら『シアリス』一択です。
食後に服用したい方や、食事との兼ね合いを気にしたくない方には、比較的食事の影響を受けにくい『シアリス』や『レビトラ』が向いています。
コスパを考えるなら各ED治療薬のジェネリック医薬品がおすすめです。
心臓病、高血圧、肝機能障害などがある場合や、硝酸薬を服用している方は使用できない場合があります。必ず医師の診断を受けましょう。
ED治療薬は自分の体質やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。医師との相談を欠かさず、安全かつ効果的な治療を受けましょう。
ED治療薬を服用できない人、併用禁忌薬
以下に当てはまる方はED治療薬を服用できません。必ず医師の診断を受けましょう
- 低血圧または高血圧と診断されている人
- ED治療薬に含まれる有効成分にアレルギーがある人
- 脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴がある人
- 肝機能障害を持っている人
- 心臓や血管に障害を持っている人
- ED治療薬の併用禁忌役を服用している人
併用禁忌薬は下記の医薬品になります。
- 硫酸剤、一酸化窒素供与剤(硝酸イソソルビド、ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど)
- sGC刺激剤
- 脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴がある人
- アミオダロン塩酸塩
ED治療薬のまとめ
ED治療薬は一般的にPDE5阻害薬と呼ばれており、どのED治療薬を使用しても勃起をサポートする作用があります。
しかしED治療薬にはそれぞれ特徴があり、勃起力の高さや即効性、持続時間などが異なります。
様々なED治療薬の中から自分が望むもの・合うものを選択し、副作用などにも注意しながら使用してください。